島では、畑も、電気工事も、修理でも、何でも、オールマイティにできんといかんど。俺が塩をつくるから、お前はラッキョウをつくれって、そうやってユイマールでつくるんだど」
思えば、わたしに離島の暮らしというものをはじめに教えてくれたのは、伊江島の海人でした。
そんな島で10年前につくられるようになった、島で初めてのお酒がイエラムサンタマリア。
水に乏しく、肥沃とはいえない島ですが「清楚で、心根のしっかりした、島に春を告げるテッポウユリのような逞しさと優しさをもつラムにしたい」と蒸留家たちは言います。
イエラムサンタマリアは発売10周年を機に、ラベル、パッケージをブランドケアリングすることに。
伊江島産サトウキビの搾り汁を濃縮したシロップを使い仕込んだアグリコールラムで、
オーク樽で熟成した「gold」は、ゆたかな樽香とサトウキビの甘みが重なりあうゴールドラムです。
ステンレスタンク熟成の「crystal」は、サトウキビの爽やかな甘みと芳醇な香りを感じるホワイトラム。
2020年7月より店頭にお目見えです。
イエラムの生みの親であるPINE MUSIC FACTORYのおとまつさんによると、ラムを飲んだことがない人にまず1杯というと「ラムハイボール」と「ティポンシュ」がおすすめだそう。
【ラムハイボール】
氷を入れたロンググラスに、ゴールドラム:45ml を入れライム:1/10 を搾ります。
炭酸水(無糖)をたっぷり注ぎ軽く下から混ぜる。
【ティポンシュ】
基本お好みの分量で作れる、ホワイトラム+ライム+砂糖のゴールデントリオ。
ライム:1/4
シロップまたは砂糖:2ティースプーン
ホワイトラム:45mlを基本に、お好きな分量でお楽しみください。
企画:PINE MUSIC FACTORY
写真:camenokostudio
イラストレーション:Tomoko Tsubota
パッケージケアリングデザイン:アイデアにんべん