発熱と全身痛で横になっている時、『晴れたら空に骨まいて』という本を読んだ。
「何もそんな時に読まなくても」と言われたのは、この本がそれぞれに家族や友人を亡くした後、世界のどこかに遺骨をまいた5人の実話だから。
そんな時じゃなくても、川内有緒さんの著書のなかで、これは手にされにくいと聞いた。日本人が「死」を忌み嫌うから?
ところが本はすこぶる明るい。
枠や定型にとらわれずにいきいきと生きるひとびとのものがたりだった。
おかげで熱もよく出て(ウイルスとたたかって)、快復した。
そんなこんなで風邪をひいて目がしょぼしょぼしていても本を手放せないくらい、本が好き。
『全国 旅をしてでも行きたい街の本屋さん』の沖縄ページを担当させてもらえたことはだからうれしかった。
わたしたちも旅をしたらそのまちの本屋さんを訪ねます。