
戦時中、日本軍の司令部があった首里城は
米国の攻撃の的となりました。
そのすぐ近くにあった
玉那覇味噌醤油の蔵は、
大きな煙突の存在が武器工場と疑われたのか、
真っ先に攻撃を受けてしまいました。
工場は崩壊したものの、運よく発火を免れ、
二代目は柱や梁を敷地内の防空壕で大切に保管しました。
戦後、その柱を使って工場を再建することで、
長年の間、柱に住み着いた麹菌を失うことなく、
昔ながらの玉那覇の味を再現することができたそうです。




玉那覇味噌醤油が昔から用いてきた
「まるたま味噌」の名を展開し、
玉那覇味噌販売の味噌のラベル、
リーフレット(2つ折)、名刺を企画制作しました。


味噌は6種類。例えば「極熟」は、甜麺醤のように使えます。
みりんや砂糖と煮詰めると北京ダックのタレのようになり、
豚しゃぶなどとの相性も抜群。
カレーや野菜スープなど洋風料理の隠し味にすると、
コクが出ます。
リーフレットの解説を読んで、
ぴんときたものを使ってみてください。
写真:奥村 忍、玉那覇味噌販売
編集・デザイン:アイデアにんべん