約500年前、金武に補陀洛
(観音さまが住むといわれる場所)浄土を観じた日秀上人は、
この土地にお寺を建て、三像を彫って泰安し、
仏教の布教に努めました。
昭和9年、寺は火事で全焼してしまいましたが、
村の人々が力を寄せ、昭和17年に再建されました。
沖縄戦では本島のお寺で唯一戦火を免れ、
金武に赴任した米軍人が学者であったことから、
文化財として保護されたという類まれな運をもっています。
また境内にある鍾乳洞は多くの人が戦火から避難し
命を救われた場所でもあります。
時代を越え、たくさんの人の
「思いのリレー」がつながって残されてきた観音寺。
傷みが進んできた
本堂と仏像を修繕する勧募のお願いをするため
リーフレットを制作いたしました。
撮影:山口直樹
企画構成・言葉・デザイン:アイデアにんべん