封を開ける前から、月桃(げっとう)のいい香り…。
年中、鮮やかな花色に包まれる沖縄にあって、
ひときわ目を引く、白く可憐な花。
月桃は、沖縄の人が昔から暮らしのなかに取りいれてきた
なじみのあるハーブです。
今の季節だと、
ムーチー(鬼餅)を月桃の葉で包むといった
素朴な利用にはじまり、
お茶、ポリフェノール、スキンケア、
防虫、防カビ、抗菌、鎮静、抗酸化作用……など、
注目される要素は多様性を極めます。

タイには乾燥ハーブを布でボール状に包んだハーブボールを温め
施術をする伝統療法があります。
このハーブボールをヒントにし、月桃を主原料に、
簡単にセルフケアできる形を探ってつくられたのが
「
月桃温球ぬくだま」です。
身体の「冷え」が進むと、あらゆる生命活動に関わっている酵素の
はたらきが鈍くなり、免疫力が下がってしまいます。
冷え、肩こり、腰痛、目の疲れ、安眠、生理痛、
妊娠中、風邪をひきやすい方…などに。
お手当てボールとしてマッサージしたり、
ホットパットとして身体に当てて使います。
月桃の香りが筋肉の緊張を和らげ、
心をおだやかにしてくれますよ。
この「月桃温球ぬくだま」のパッケージを制作しました。

「(地域で)こんなことをやりたい」「○○を伝え残したい」
というような小さな声を、
形にすることができるかもしれない仕組み。
地域×クラウドファンディング・
Faavo沖縄に
「月桃をもっと地域で活用したい」と登録されていますので(Faavo沖縄はスタートしたばかり)、こちらもご覧ください。
また、セルフケアの域をこえて
身体のメンテナンスが必要なかたは、
鍼灸サロン
ひだまり堂(女性専用)へ。
紅型:縄トモコ
イラスト:我喜屋早苗
企画構成・デザイン:アイデアにんべん