
1960年代、沖縄本島に大型製糖工場ができ、
県内各地の小さな黒糖工場は買上げされて
なくなっていきました。
そんな時代とは逆行するように、
沖縄の伝統食である黒糖を守りたいという思いで、
創業した
共栄社。

黒糖づくりも機械化が進み、
大量生産されるようになっていますが、
共栄社では、先代の意思を受け継ぎ、
レンガ造りの釜を用いて直火で炊き上げておられます。
原料は100%沖縄県産サトウキビです。

手づくりだからこそ出せる味わいや、
あたらしい黒糖製品を展開できること、
そして、100年後、200年後へと伝統が受け継がれていくために
今、何をすべきかと試行錯誤されている姿勢を、
一枚のリーフレットに表しました。

わたしが個人的にいちばん注目しているのは
「ブラウンシュガージンジャー」です。
あらゆる飲みものに入れてみてほしい。
新陳代謝や解毒。からだを整えるのにも。
カレンド沖縄でも紹介されています。
黒糖職人の情熱と技から生まれた
「ソフト黒糖」や「焼かりんとう」は
ひとくち食べれば違いがわかると思います。
満潮時の上げ潮だけを原料に直火炊きでつくられた
あっちゃんの塩との共演「塩黒糖」は熱中症の予防にも。
夏風邪で喉がイガイガしているかたには「しょうが黒糖」を。
「黒みつ」は、かき氷屋さんに使ってみてほしいなぁ。


加工場と事務所(販売所)がある場所は
ここ。
今帰仁村へお出かけのときは、ぜひ寄ってみてください。
道の駅許田などでも販売されています。
撮影:大城 亘
デザイン:オクマタモツ
撮影協力:カフェこくう
企画構成・編集・ディレクション:アイデアにんべん