台風17号では、100本もの電柱が倒れたと聞きました。
樹木も然り。根こそぎ倒れた木、
折れた木、枯れた木、赤茶けた木…。
そんななかでもがんじゅう!だった木のひとつに、
くるち(黒木)があります。
くるちは沖縄文化を象徴する三線の棹の材料になりますが、
今、沖縄ではほとんど採取ができず、
多くを輸入に頼っている状態です。
宮沢和史さん(THE BOOM)は
『島唄』20周年の節目となる今年、
沖縄の三線やその音色がいつまでもなくならないようにと願い、
生育に100年かかるというくるちの苗木を
毎年植樹することを計画。
賛同した仲間がその想いをカタチにしようと、
くるちの杜100年プロジェクトを立ち上げました。
(facebook
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【リーフレット】

島唄は、
「一人のおばあさんに
聞いてもらいたくて」つくられた歌。
♬ デイゴの花が咲き 風を呼び 嵐が来た
沖縄ではデイゴの花がよく咲く年には嵐が多いと言いますが
宮沢さん曰く
「もしかしたら読谷村にたくさんのアメリカ艦隊が来たのは
(最初の上陸は読谷村でした)
デイゴがたくさん咲いてしまったからかな
というところから歌が始まるんです。
嵐というのはアメリカ艦隊のことです。
だから僕にとって読谷村とは、
沖縄の歴史や文化を知る上でのスタートの場所。
とても思い入れがある地域で、
しかも赤犬子(アカインコ)ゆかりの地で
プロジェクトを始められるのは偶然ではないと感じます」


案内図にある「木道」はこんなところです。(↓)
東屋でお弁当もきもちいいですよ。

読谷に来られたら、観光協会に立ち寄って、
読谷村オオトリMAPもどうぞ。
題字:平田大一(プロジェクト筆頭賛同人)
デザイン:大西広告制作所
企画構成・言葉・編集:アイデアにんべん