頭上には静かな月。今帰仁城跡を背景にした舞台を、
力強く見つめる一人の老人がいた。
名を新城紀秀(93歳)という。
観客席には彼の教え子たちが沖縄中から集まってきていた。
世代も暮らす地域もばらばらだが「紀秀先生の教え子です」
という声はどれも誇らしく、
その一点において皆がしっかりとつながっているように感じた…。

沖縄の戦後。打ちひしがれた人々を三線や歌で勇気づけたという話は
各地で伝えられていますが、
これはそう多くの人に知られていない今帰仁村でのできごと。
村人の心にぽっと明るい灯をともしたのは、子どもたちによる史劇でした。
それを率いた一人の教師の物語。
JTA(日本トランスオーシャン航空)機内誌
『コーラルウエェイ』2011年5-6月号。
この取材記事を担当させていただけたことに感謝。
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