読谷村役場、読谷村立美術館、読谷村立保育所にお勤めの
職員の方々24人からご依頼をいただいて、名刺を制作しました。
オーダーは、読谷村をあらわす名刺で、会話のきっかけにもなるようなもの。
やりとりを重ねて、16の絵を盛りこみ、
表面では、それぞれの方に絵をひとつ選んでいただきました。


■ 鳳
読谷村の地形を鳳に見立て(残波岬を頭に、東シナ海に向かって飛びたつ姿)、
「鳳計画」にのっとった景観づくり、村づくりが進められています。
■ 進貢船
読谷村に生まれた泰期(たいき)は、
14世紀の後半、琉球王朝中山王の命を受けて、
中国に渡り、大交易時代を切り開きました。
「受け継ごう! いちへき(勇気ある)泰期のあちねー魂!」
残波岬には泰期像が建てられています。
■ 三線
読谷村・楚辺には、沖縄の三線の始祖と讃えられている
「赤犬子」が祀られています。
伝統芸能がありありと受け継がれている様は、
「読谷まつり」「大文化祭」などで。
■ 座喜味城
「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されています。
このふもとに、村立(!)の小さな美術館があります。
■ やちむん(焼きもの)
返還軍用地の跡地利用として生まれた「やちむんの里」構想。
沖縄のやちむんのあり方を求めて(登り窯で焼くことのできる環境など)、
窯元が集まりました。
読谷村のやちむん文化は進化をつづけています。
■ 残波大獅子
彫刻家・金城実さんが村民といっしょにつくった、高さ7mの大獅子。
残波岬いこいの広場で、東シナ海に向かって堂々と立っています。
■ 紅芋
読谷っていったら、紅芋です。
当真さんの紅芋チップス&スティックや、
仲村渠さんの
お芋の大変身、おいしいんです。
■ トーマーミー(空豆)
紅芋の産地として名が通っている読谷村。かつては豆どころだったそうです。
今もトーマーミー味噌づくりなどの伝統が受け継がれています。
味噌や
のぶおばぁの空豆チップスは、ゆいゆう市で。
■ シブイ(冬瓜)
紅芋につづき、今、読谷村が「循環する村産品づくり」として
取り組んでいるのが、シブイ。
志をもった農業推進課のYさんが奔走中。もうすぐカタチになります。
■ 魚
読谷・都屋漁港の、小さいけれどがんばっている姿は、
他漁港を刺激をしたり、地域の連携を生んでいるのだそう。
魚の絵は、読谷で活躍された
陶芸家・金城次郎さん(人間国宝)の魚紋をモチーフに。
■ 福木の葉
福をもたらす木として、また、防風林として家のまわりに植えられたフクギは、
読谷の村木です。
しっかりとした厚みときれいな楕円形の葉っぱを、
葉書にして送ってくれた人がいたなぁ。
この他、読谷山花織、残波岬灯台、ブーゲンビレア、
ヤドカリ(読谷村には自然の浜が多く残っている)、
ジンベエザメ(と泳ぐ体験ダイビングができる)を盛りこみました。
石嶺伝実読谷村長、読谷村役場と村立美術館の職員のかた、
村立保育所各所長さんに
どしどし出会って、名刺交換してみてください!
絵:具志堅 恵
企画・デザイン:アイデアにんべん

用紙:ヴァンヌーボVGスノーホワイト195kg