22日は誕生日でした。
KAMI・GAKARIがあと1カ月ほどになって、
焦りながら準備にあけくれた一日でした。

少し前に、近くの豚舎をのぞいてみたら
アグーの赤ちゃんが6匹!いて、
ぶりっぶりにかわいいふるまいや
母さん豚のなんともいえない表情や、
母と子の間にあったものを思い出しながら
絵にしました(準備のうち)。
それは誕生日の過ごし方として
ふさわしいようにも思えました。
ふだんは言葉にすることで
仕事をしているので
絵にするというぜんぜん別の行為は
ものをからだでちゃんと考えるきっかけにもなります。
純粋な気もちになります。
迷いながら迎えた'09年でしたが、生まれた日もやはり迷いながら迎えました。
それでも、わたしをほぐしたり取り戻したりしてくれるのは、
言葉なのだと思います。
少し前に、アグーのことを知りたくて名護博物館へ行きました。
「ただ過去のものを集めて郷愁に浸るような文化の殿堂にはしたくない。
過去の文化を再現し、今を見直したい」とつくられた博物館です。
展示に添えられた解説が、いちいちいい文章で、好きでした。
過去というほどのことでもないけれど、ユーバンタ浜に来て
「この村で、暮らしてみたい」と思ったことを、思い出しました。
祖父母や伯母が暮らしていた高取町や明日香村の田んぼの風景を、
思い出しました。