「沖縄で鮮やかな色や大胆な絵付けをした器づくりを学んできたのに、
今つくっているのは、粉引きのシンプルな器。
この先、粉引き以外のものもつくるとしても、
きっとあの沖縄の器のようにはならないと思う。
でも、自分の器づくりの中心にあるのは沖縄で体感したこと。
沖縄の器がすばらしかったのは、
沖縄の景色とか空気が器に表現されていたから。
そして、沖縄の食べるものがよく似合っていたから」
大切な友人であり、器をつくることを仕事にしたのぶちゃん(
粕谷修朗さん)の
この言葉を、ときどき思い出します。
東京に帰って、日野に工房をもち、
まわりの景色や空や人をよく見ながら
器をつくってきたのぶちゃんが、
雑誌『
自休自足』vol.25(特集は「ものづくりびとを訪ねて」)
「若きひとが作る器」という連載コーナーで紹介されました。

3月4日~15日まで、
黄色い鳥器店(東京都国立)で
テーブルひとつぶんの展示会も。
また、粕谷修朗の器が見てみたいという沖縄在住のかたは、
宜野湾の「cafe+more オウチ。」(
住所など)へ…。

