人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

アイデアにんべん

ideaninben.exblog.jp

自分の仕事をつくる

長年、沖縄の工芸振興に携わってこられた方から、お話を聞く機会がありました。
仕事の本題とはちょっとそれて、こんな話も。

沖縄で、工芸が伝統としてだけでなく、今のものとして
生きている(しかも身近に)のはどうしてでしょうね、という問いかけに対して。

「都会だと、それ(例えば織りの仕事)に
 とって代わる仕事がいっぱいあるわけですね。
 きれいな服装をして、手足も汚さないで、いい環境で、
 夏になったらクーラーのついた部屋で仕事もできますよ、と。
 でも、沖縄の離島なんかに行くと、仕事が選べないという現実がある。
 そこでなんとか自分で仕事を作りださないといけないわけです。
 つまり、工芸の仕事っていうのは、自分で作りだす仕事。
 与えられたものを作っていくというものではないわけです。
 自分の感覚。デザインであったり、色であったり、
 何をつくるかということであったり、
 すべてクリエイティブな部分なんですよ。
 仕事の選択肢がない代わりに、
 自分のなかにクリエイティブなものづくりの気もちがあれば、
 芸術的な分野で満足できる。
 役割を担ってものづくりをしているというところで満たされる。
 (工芸が)持続してやってこられたというのはそういうこともあるでしょうね」

これを聞いて何を思い出したかというと、
この頃、毎日のように報道されている「雇用問題」…。
漁師の一平さんが倒産列島日本の話を書いていました。
沖縄は工芸列島と呼ばれています。

さて、わたしたちの周囲にも、
自分で仕事をつくりだしている人がたくさんいます。
読谷村で小さな学校を開いた、小倉夫婦もそう。
彼らのよみたん自然学校は5周年。
今日はこのお祝いの催しに出かけてこようと思います。

よみたん自然学校5周年記念「たき火 de cafe 祭り」
11:00 カフェオープン&石窯焼き天然酵母パンの販売(¥200~)
    &ちんすこうづくり体験(電話予約先着20名様お一人様500円)
12:00 石窯料理 焼き上がり&販売(限定100食 ¥600~)
(出店 名前のない料理店
13:30 式典開始 かぎやでふう、5周年あいさつ、
ミニライブ(ギター&サックス演奏)    
15:00 休憩 「情熱大陸」~よみたん自然学校編 再び上映
15:30 ステージ 三線&組踊
■ 問い合わせ&ちんすこう申し込み先 よみたん自然学校 098-958-7767

↓画像は自休自足vol.22にて「よみたん自然学校」を取材した時のものです。
自分の仕事をつくる_c0191542_9543428.jpg

by idea-ninben | 2009-02-28 09:58 | 雑記
<< 若きひとが作る器 Tokyo's Tokyo >>