生まれてからずっと、行ってはだめ、騒いではだめと制止されてばかりいた人が、その行動を、発した音を「おもしろい!」と言ってもらえたときの衝撃。
障害のある人もない人もいっしょに演奏する即興音楽集団「音遊びの会」が来沖した先日、『音の行方』上映会のアフタートークで、保護者のひとりが話してくれたことが心に残っている。
翌日は、大友良英×音遊びの会の即興音楽ライブパフォーマンス。
誰もが音楽家ではないけれど、生きるってリズムを打つことだなぁと知的障害のある人のドラムを聴いて思う。
作為のない未知な音楽は、凝り固まった価値観を解き放ってくれた。

さて。「美らサウンズコンサート」の記録&つくり方2025年版冊子が刷り上がった。
こちらは、障害のある人もない人もともにオーケストラコンサートを楽しむ場づくり。
「じっと座っていられない人や、声が出つづける人も…」と表記しているけれど、音遊びの会のライブを聴いて、彼らはいっしょにからだを動かしたい人や自分の音を重ねてみたい人なのかもと思った。
この感覚を次に生かせたら。
今年の美らサウンズコンサートは仙台公演です。
イラスト:天久真代
編集・デザイン:アイデアにんべん