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アイデアにんべん

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喜如嘉の芭蕉布

アジア各地域に残りながらも
日本からは消え去ってしまった文化が多い中、
芭蕉布は、沖縄・大宜味村の喜如嘉で
守り続けられてきたものづくりです。

バナナ(実芭蕉)の仲間である糸芭蕉から採り出す糸は、
あまりの繊細さゆえに極めて扱いが難しく、
他の染織物にも増して、その工程を長く複雑なものにします。
だからこそ、手数と心をかけて織り上げられた芭蕉布は、
強く、美しい。

糸芭蕉を育てる畑仕事に始まり、原木を剥ぎ、繊維を採り出し、
糸をつくり、撚りをかけ、絣を結び、染め、織り、仕上げまで。
文明の速度とは逆行するような手仕事の数々は、
数百年前とほとんど変わっていません。

人が自然と向かい合い、
植物の力に寄り添って生まれる布。

ブロッコ・デリ・アーキテクツディレクション、
大西広告制作所企画構成・デザインのもと、
喜如嘉の芭蕉布保存会サイトの、
文章を担当させていただきました。

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これを見て、喜如嘉を歩く人が増えるとうれしい。

また、喜如嘉で学び、独立された
工房風苧の平山ふさえさん(リーフレット)や
染織工房バナナネシアの福島さんらが
展覧会をされる機会にも、芭蕉布に触れてみてほしいです。
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by idea-ninben | 2013-08-09 10:38 | 工芸と文化

今帰仁村の加工黒糖

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1960年代、沖縄本島に大型製糖工場ができ、
県内各地の小さな黒糖工場は買上げされて
なくなっていきました。
そんな時代とは逆行するように、
沖縄の伝統食である黒糖を守りたいという思いで、
創業した共栄社

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黒糖づくりも機械化が進み、
大量生産されるようになっていますが、
共栄社では、先代の意思を受け継ぎ、
レンガ造りの釜を用いて直火で炊き上げておられます。
原料は100%沖縄県産サトウキビです。

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手づくりだからこそ出せる味わいや、
あたらしい黒糖製品を展開できること、
そして、100年後、200年後へと伝統が受け継がれていくために
今、何をすべきかと試行錯誤されている姿勢を、
一枚のリーフレットに表しました。

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わたしが個人的にいちばん注目しているのは
「ブラウンシュガージンジャー」です。
あらゆる飲みものに入れてみてほしい。
新陳代謝や解毒。からだを整えるのにも。
カレンド沖縄でも紹介されています。

黒糖職人の情熱と技から生まれた
「ソフト黒糖」や「焼かりんとう」は
ひとくち食べれば違いがわかると思います。
満潮時の上げ潮だけを原料に直火炊きでつくられた
あっちゃんの塩との共演「塩黒糖」は熱中症の予防にも。
夏風邪で喉がイガイガしているかたには「しょうが黒糖」を。
「黒みつ」は、かき氷屋さんに使ってみてほしいなぁ。

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加工場と事務所(販売所)がある場所はここ
今帰仁村へお出かけのときは、ぜひ寄ってみてください。
道の駅許田などでも販売されています。


撮影:大城 亘
デザイン:オクマタモツ
撮影協力:カフェこくう
企画構成・編集・ディレクション:アイデアにんべん
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by idea-ninben | 2013-08-02 21:38 | 小商い